ローバーミニ ATオートマ車
壊れやすいと大評判のクラシックミニのATミッションについて~!
(97’ローバーミニクーパーAT)
まだそれほど距離は走っていないのですが、ミニのオートマについて感じたことや、乗り方、メンテナンス、不具合など色々な角度からインプレッションをばしてみたいと思います。
ATにした理由
その前に、オートマにした理由について~。
ローバーミニに乗ろうと思った時、本当はMTマニュアルにしようと考えていましたが、家族(嫁と娘)も「ローバーミニ 乗りたいっ!」というので(ちなみに娘はAT限定免許です)、ならばATでもイイかと思って、まずは色々と調査ってほどのことではありませんが、今はインターネットで情報がたくさん出てきます。
ネットで見ていくと、ローバーミニのオートマは「すぐ壊れる」「消耗品」「バックができなくなる」「ギアが変速しなくなる」「オーバーホールが定期的に必要」「壊れると載せ換えちゃったほうが安上がりで数十万かかる」・・・
もう次々とコワイ話ばかり出てきます^^;
ともかくローバーミニのATが故障しやすいのは確かなようです。ローバーミニはATミッションオイルとエンジンオイルが別体ではなく、同じオイルでミッションとエンジンを潤滑しています。バイクと同じ仕組みですね。
なのでオイルの品質や交換サイクルによってミッションの不具合につながりやすいのでしょう。もちろん構造的にも部品の品質的にも問題があるのかもしれません。
ただ、20年も30年も前に生産された車のミッションが壊れたり、オーバーホールが必要になってくるのは当たり前の話しで、ミニに限ったことではないような気もします。
また、構造上暖気が必要な車なのに毎回エンジンをかけてすぐに走りだしちゃったり、オイル交換もしないような使い方をすればダメになってしまうのも仕方のないことだと感じます。
そもそも古い車で走っているミニの割合も他の車と比べて多いから。。(他の車種で30年前のAT車も、今走っていれば普通に壊れるでしょ^^)
それで、ローバーミニを専門でやっているクルマ屋さんの中には、ATミニのミッション内部の部品を強化もしくは精度の高い部品で置き換えて壊れにくい状態で販売していたり、丁寧なオーバーホールをしてくれる所もあるようなので、そんな店で買ったミニはそうそう簡単には壊れないという情報も出ています。
そして、いつものgoogleで調査した結果(^^;)、「こわれない安心AT」を売りクラシックミニを専門でにやっているキャメルオートさんに行ってみました。
店員さんにローバーミニのATについて色々と説明を受けたり話を聞いたりしてみて、ちゃんと安心できそうなので、ここでATのローバーミニを買うことにしました。
ローバーミニATのオーバーホール
この店はローバーミニを専門で扱っているお店で、販売しているミニのAT(エンジンも)は専門工場で分解整備・調整・必要に応じて部品交換とすべてしっかり壊れないようにオーバーホールして販売しているそうです。
十分綺麗なエンジンルームですが、エンジン・ATミッションを取り外して専門の工場でオーバーホールに出します。
エンジンとミッションのオーバーホール後、組み付け、そして、水回りや足回り、ブレーキ系、燃料系などの消耗部品を交換した後に納車となりました。
ローバーミニATの乗り方(運転の仕方)
特に変わったことはないそうですが、次の点は注意とのこと。
○暖気を充分にしてあげること
○D←N→R シフトチェンジはしっか止まってから
○オイル交換はマメに(品質も重要)
以上!
まあ、普通の車と同じです^^
乗り方や使い方は、普通のオートマの車と同じです。
しいて言えばシフトの順番が上から「P⇒R⇒N⇒1⇒2⇒3⇒D」と、Dドライブレンジが一番下(手前)にあることが違いますので、PパーキングからDで前進する時、ガチャガチャと上から下まで「遠っ!」ってことだけでしょうか。
あ、あとATシフトレバーにボタンはついていないので、PからR、N・・と手前に引くだけでギアが変わってしまいます。パーキングにしていた時に足がぶつかっただけで簡単にリバース(バック)になってしまったりしますので注意しましょう!
で、ATどうなのよ?
ローバーミニのオートマで運転するにあたって注意する「暖気」「D⇒R、R⇒Dは必ず車が止まってから」「オイル交換」は気をつけて走っています。初期に3速⇒Dの間でギア抜けしたような症状が2回でたことと、Dに入れてすぐに走りだすと、ちゃんとシフトアップしてくれないという症状が何回かあったものの、その後は変速のショックも少ないですし、ギアのすべり等含めて特に異常はみられません。
MT(マニュアルミッション)の方が運転する楽しさはあるのでしょうが、ローバーミニはATでも十分に乗っていて楽しい車ですね。買う時に店員さんに「本当の所、ミニのATどうなの?」と聞いたら「普通の車と同じように10万キロくらいは問題なく乗れるようなATを作っているし、目指しています」との返事を信じて、これからも大切に乗っていきたいと思います。
また、時々状況を書いていきますね!!