クラシックミニ インプレッション

クラシックミニって どんな車?(個人的な感想です)

ローバーミニの印象(感想)は、まず「クラシカル」でしょうか?(「ボロい」とか「時代遅れ」という人も ^^)。そしてちっちゃくて「かわいい」とか「お洒落」と言ってくれる人もいます。

他にも「壊れやすくない?」「お金かかるんじゃない?」「なんでそんなクルマ買ったの?」・・・と、色々な印象があるようです。

ローバーミニに乗り込む

運転席側のドアノブに手をかけてドアを開ける。

もちろん「キーレス・エントリー・システム」なんて便利なものはついていません。ドアノブの取っ手に上から人差し指~小指までをかけて、親指でボタンを押しながら手前に引いてドアを開けます。ドアを引くと「ガチャ」っと、いかにも古そうな感じの音を立ててドアが開きます。

ドアの厚みは5cmくらいでしょうか? 使っている鉄板自体は薄っぺらくはないものの、ドア自体の厚みは横からぶつけられたことを考えると、やはり心もとないですね~。

シートに深く座ると目の前には「MINI COOPER」の文字が入ったやや太めで34φ小径ステアリング。そしてその奥には上側半分しか見えないメーター類が3つ並んでいます(左がスピードメーター、右はタコメーター、中央は燃料計と水温計)。

インパネはウッド調で雰囲気はクラシカルですね。そして、余計なものは一切ついていません。

ローバーミニ(クラシックミニ)の内装などなど ステアリングやメーター ミニの運転を助手席からパチリ! 見てのとおり、ローバ...

フロントガラス越しに見える前方、そして側方の視界はいたって良好ですが、前方上側の視界は天井に遮られて信号や標識を認識する場合は下から覗き込まないと見えないのです。その分、太陽の眩しさは防げるかも。。

ドアを開けるためのキーとは異なるキーをイグニッションに差し込んで回すと、「キュル・ブォーン」とエンジンは調子よく一発始動 ^^v

その後、しばらく暖機を行います。

「ローバーミニはエンジンとミッションを同じオイルで潤滑するため、特にATでは十分にオイルが行き渡っていない状態で走り始めるとミッションを傷める原因にもなってしまうとから十分な暖機が必要なのです。」(だそうです^^;)

アイドリングでの振動はステアリングをはじめとして「ブルブル」と少し多め。

ローバーミニの走行性能など

エンジンを始動して5分ほど経つと水温計の針も真ん中を指すくらい上がってきます。オイルがミッションやエンジン内に行き渡った頃合いをみて、シフトをPからDレンジに入れ、ミニを発進!!

ハンドルはφ34、しかもパワステではないため、特に低速では非常に重いのです。ある程度のスピードになってしまえばハンドルの重さは感じなくなりますが、一時停止の交差点を曲がる際や車庫入れの切り替えしでは、細いタイヤ(145/70 12)とはいえ、ステアリングを回すのにかなりの力が必要なので、ハンドルを切るタイミングや次に向かう方向へ事前の操作が必要になります。

ミニのハンドルは遠くてかなり上を向いているので、回しづらいし、重たい。。これはステアリングアジャスターの取り付けでだいぶ良くなりました^^

ローバーミニのステアリング位置を下げよう! ローバーミニのハンドルは「トラックかっ!」ってほど上を向いています。 この角度、どうよ?...

走りだしてしまえばアイドリングで発生していた振動はすっと収まり、ローバーミニはその外見やサイズから想像するよりもずっと安定しています。

ミニのATは、アクセルを踏んでいくと2000rpm付近で2速-3速-4速とシフトアップしていくのですが、変速時のショックは意外と少なく、軽快で滑らか。

4速2000rpmでスピードメーターは60km程度、3000rpm手前あたりからエンジン音がやかましくなり、室内での会話もある程度声を張り上げないと聞こえないかも。(その人の声の大きさにもよりますが。。)オーディオの音量を上げてもエンジン音が邪魔をしちゃうので、スピーカーやオーディオの音質がどうのこうのといったものはミニでは望めないと思います。

エンジン

クラシックミニの最高出力、最大トルクは4ATが53PS/5000rpm、9.3kgm/2600rpm(5MTは62PS/5700rpm、9.6kgm/3900rpm)。まあ最近の軽自動車とほぼ同じくらいの馬力です。なので、正直速くはないです^^

アイドリングや走行中の振動 ⇒ 多し

室内のエンジン音、ノイズ ⇒ 多し

アクセルを目いっぱい踏んでも、あまり速くありません。でも、クルマが小さくて視線も低いのと、振動&エンジン音のため、スピードはすごく出ている感じがします。

ミニの足回り

普通、クルマのサスペンションと言えば、「コイル:ばね」なのですが、ローバーミニのサスペンションはラバコンといわれる「ゴムのかたまり」です。 これがクラシックミニの特徴の一つかもしれませんね。

単なる硬いゴムのかたまりだから、たわみも少なくってショックをあまり吸収できません。普通に走っている分にはメチャクチャ硬いってわけでもないのですが、コイルサスに慣れていると不思議な乗り味ですね。

ちょっとした道路の凸凹や段差があるとピョコピョコ跳ねたりしますので、ドリンクホルダーに蓋のついていない飲み物などはこぼしそうで置いておけないかもです。

コーナーではこのラバコンが威力を発揮。ステアリングの操作にクイックに反応するのと、ほとんどロールしない(車が横に傾かない)。そして路面をダイレクトに感じるので、まさに「ゴーカートフィーリング」を味わえます。R56クーパーSよりもずっとずっとカートに近い感覚です。もちろん絶対的なコーナリング性能は高くはないのでしょうが、曲がる楽しみ・車を運転する楽しみは最近のクルマにはないものがミニには残っています。

ローバーミニのインプレまとめ

ローバーミニは、遅いし・ウルサイし・振動も多いし・ちっちゃいし・荷物のらないし・オートとは無縁で何かと不便だし・ハンドルも重いし・暖機が必要だし・メンテしないと壊れやすいし・オイル漏れるし・・

でも、でも、ローバーミニ ← 乗っていてすっごく楽し~です ^^

これからハンドル換えて、マフラー換えて、ホイル&タイヤも換えて・・

いくらかかるんだろー?(ちょっとコワい^^;)

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