ローバーミニのオートマは、故障やトラブルについて、巷では色々な情報が行き交っていますね。
1.「暖機しないと壊れる」とか
2.「N(ニュートラル)でエンジン始動しましょう」とか
3.「R ⇒ D、D ⇒ Rへのシフトチェンジは完全に車が停止してから」とか
4.「信号待ちはNではなくDレンジのまま」とか
5.「フラッシングはしちゃイケナイ」とか・・
専門家が言っていることは間違いないと思いますので、2.以外は注意するようにしています。購入時にATオーバーホールしてあって、その後1000キロくらい走った時点での感想です。
ローバーミニのATについて、前回書いたりしたのですが、しばらく乗ってみたミニATのその後の様子や感想についてです。
Contents
ローバーミニ ATインプレ
まず、クラシックミニのオートマで気づいた点をいくつか。。
1.セレクターボタンがない
オートマ車にはシフトレバーの横にボタンが付いていて、P(パーキング)から動かすときや、D(ドライブ)からR(リバース:バック)にギアを変える時には、このセレクターボタンを押しながらじゃないとギアを変えられないようになっているものが多いと思います。
BMWミニでは、さらにブレーキを踏んでいないとセレクターボタンを押してもギアが変えられません。
輸入車に多いと思いますが、ローバーミニはセレクターボタンがないタイプのATシフトなので、不用意にシフトレバーにぶつかったりするとシフトが簡単に変わっちゃう(PからRとか、NからDとかへ)こともあるので注意が必要です。
先日、ドアを開けたまま、運転席の足元に上半身を入れてステアリング周りを下から覗き込んでいたところ、何かおかしな感じがして頭を上げると、
なんと、ミニが動いているではありませんか!
たぶんヒジか何かがシフトレバーに当たっていたのでしょう。
知らないうちに「P(パーキング)」に入れていたはずのギアが「N(ニュートラル)」に変わってしまい、傾斜が付いた車庫から前の道路まで動いて飛び出す!!という事態に^^;
慌ててすぐ飛び出して止めたのですが、開けておいたドアが横にあったポールにぶつかって凹みができてしまいました。(泣
サイドブレーキを引いておかなかったボクがバカだったのですが、BMWミニでは起こりえない出来事でした。このドアの凹みの修理は下記で!^^
2.PとDが遠すぎ!
みてわかるように、シフトの順番は上から「P ⇒ R ⇒ N ⇒ 1 ⇒ 2 ⇒ 3 ⇒ D」となっています。普通、Nの下にDじゃないんですか~?
毎回家から出る時、コンビニから出る時・・一番上から一番下まで「ガチャ ガチャ ガチャ」とおおきなシフトレンジの移動を強いられます。
ま、どーでもイイですが^^
3.どのギアに入っているのかわかりずらい
シフトの節度がなく、今どのレンジに入っているのかよくわかりにくいんです。PとDは大丈夫ですが、「P・R・N」あたりは目視してても、どこのギアに入ってる??って感じ。。
たまに「N」にしたつもりが「R」に入っちゃってたりすることもあるので、踏んでいたアクセルペダルをそ~っと離してみてバックしちゃわないか確認が必要です^^;
もちろん「R」レンジで音は鳴ってくれません。
最近ののクルマって「R」に入れると音が鳴って「バックに入っているよ~」と知らせてくれますよね? あれって、「うるさいな~」って思っていたのですが、ローバーミニのATには「ついててくれれば良かったのに」って思います。。
4.Dレンジで変速しないことがある
Dレンジでいつもはちゃんと自動で変速してくれるミニのATちゃん。
たまに機嫌が悪くてギアが3~4速に変わってくれなかったり、3-4速でギア抜けしたような症状が発生。普通に走っている時は、特に問題ないのですが、一度PやNで停車した後にDで走りだすと2速もしくは3速以上にシフトアップしてくれないとか、ギア抜けしちゃうことが時々あるんです。
購入時にATはオーバーホールしてあるので、これはおかしいんじゃないかということで、クルマ屋さんに相談し、乗ってみてもらうことに。。すると、ATシフトの「セレクターケーブル位置が少しずれているかも」。「ちょっと調整してみましょう」「それでダメならケーブルの交換が必要になるかも」。
ギアーセレクターケーブルの調整
ATギアセレクターケーブルの調整です。
リフトでミニを上げて、下から調整。
クルマ屋さん曰く、「あまりやりすぎると、今度はP(パーキング)に入らなくなっちゃうので、0.5mm D(ドライブ)寄りに調整してみました! 少しこれで乗ってみて」とのこと。
その後、今まで「シフトアップしない」「ギア抜け」といった症状は出ていません ^^